お灸はどのように効くの?
◆ 腰痛の場合
ヘルニアや圧迫骨折などで椎間が弱くなっているために背骨をささえている筋肉や
腰まわりから下の筋肉がが張ってからだを支えている状態です。
これにより 背骨を伸ばせない、前屈ができない、
動かすと痛みが出る、朝起きる時が辛いなど。
さらに進むと 大腿や足までしびれる、歩行困難 などの症状がでます。
この時に張っている筋肉を緩めてしまうと、更に辛くなってしまう場合があります。
張っている筋肉は「からだの支え」だからです。
治療の基本は弱くなっているところをしっかりさせることが大切です。
しっかりしてくれば筋肉は張らなくても良い状態になり、痛みは感じなくなります。
この場合、問題の椎間に強い反応があります。
その反応があるところに温灸で全身調整を行います。
多くの場合、温灸だけではまだ反応が残りますので、次に透熱灸を施します。これを繰り返し行います。
それにより、弱くなっている椎間がしっかりしてきて痛みを感じなくなります。
この透熱灸の壮数が減ってきてしなくてもよい状態になれば治癒になります。
◆ 治療
反応があるところから温灸で全身に気を入れます。それにより頭から足まで張って
いるところが内側から緩んでバランスを整えます。(からだが緩められる範囲で緩めてきます)
次の透熱灸は更にピンポイントで弱くなっているところに施灸していきます。
これにより更に気を入れることで、しっかりしてきます。
この透熱灸の壮数が減ってきて必要が無い状態になれば治ってきます。
◆ 反応について
からだの反応は私自身の手で肌に触れずに感じ取ることができますので患者様への
負担が少なく効果的な治療が可能です。
圧迫骨折により背中が丸くなっている
頭の位置が横ライン上から前へでている
1か月後、大分スッキリしました(頭の位置が横ライン上に)
体幹が右側へ斜めになっている(歪み)
背中の丸みと共に大分歪みが改善されてます